2018年度企画展
明治の教育と博物学-こどもたちが学び楽しんだ、自然をめぐるモノづくし-
- 会期2018年10月29日(月)~2019年1月27日(日)
- 休館日11月4日(日)、14日(水)、15日(木)、24日(土)、
12月1日(土)、15日(土)、20日(木)~31日(月)、
1月1日(火)~9日(水)、14日(月)、20日(日) - 時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 入場料無料
- 主催 玉川大学教育博物館
- 協力 玉川大学教育学術情報図書館
- 会場玉川大学教育博物館 第2展示室
- 小田急線玉川学園前駅下車南口より徒歩15分
- 構内は教育活動が行われておりますので、車での来館はご遠慮ください。
- 入校時に詰所で入校手続を行ってください。
関連事業
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◆ハンズオン・体験講座「作ってみよう!和装本風ノート」(要申込)
- ①
中学生から大人対象(定員15名)2018年11月18日(日) 13:30~15:00 終了
- ②
小学生対象(保護者同伴・定員15組)2018年12月9日(日) 13:30~15:00 終了
- ①
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◆野外観察会「玉川学園の植物を楽しむ丘めぐり」(要申込)
- ①
2018年11月23日(金) 13:30~15:30 終了
- ②
2019年1月12日(土) 13:30~15:30 申込終了
- ①
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◆ギャラリートーク(申込不要)
- 日時2018年11月11日(日)、12月7日(金)、12月18日(火)、2019年1月17日(木)
各回とも13:30~14:30
学芸員が展示会場で展示の見どころを解説いたします。(各回とも同内容)- 当日、教育博物館受付に申し出てください。
- 日時2018年11月11日(日)、12月7日(金)、12月18日(火)、2019年1月17日(木)
明治150周年を記念して、企画展「明治時代の教育にみる博物学」を開催いたします。
博物学とは自然界に存在する動物、植物、鉱物を調査し、その種類、性質、分類などを研究するとともに記録する学問であり、今のように科学分野が分化する前の自然物研究の総称といえます。東洋では主に薬となる自然物を探求する学問が生まれ、これを本草学と呼びました。
明治5(1872)年に「学制」が頒布されて、近代学校制度がはじまると、博物学は小学校教育の中に取り入れられました。近代科学の合理的な自然観をもとに、身近な自然を観察し、科学的な考え方を養う博物学は、動物、植物、金石(鉱物)に分科され、物理、化学、生理と並んで学校教育の中で重視されています。明治中期になると、博物学は物理、化学、生理を統合した「理科」という科目になり、科学教育の基礎を担う科目分野になりました。
展示では、江戸時代の本草学をはじめ、本草学から影響を受けた学問、博物図譜などをもとに、博物学の流れをたどります。そして、学校教育がはじまった中で見られる教育用の絵図、教科書、掛図をはじめ、博物館や博覧会事業の中で制作された博物画、家庭で学び、楽しまれたおもちゃ絵、絵双六、絵本などに見られる博物学をもとに、明治時代の教育を支えた博物学の諸相を紹介いたします。