玉川学園・玉川大学卒業生で俳優の篠山輝信さんが、TAPの新設「チームチャレンジコース」を体験
2018年12月18日、本学の卒業生で、テレビや舞台で活躍中の俳優・篠山輝信さん(芸術学部2006卒)がTAPの新設「チームチャレンジコース」の体験取材で来園されました。
篠山さんは玉川学園小学部2年生に編入し、中学部、高等部、玉川大学と、玉川の丘で青春を過ごした卒業生です。玉川大学では芸術学部の第1期生としてパフォーミング・アーツ学科で学ばれました。
篠山さんが在学中の2000年、TAPセンター前身の心の教育実践センターが創設。学内にアドベンチャー教育を実践するチャレンジコースが完成しました。「経塚山にチャレンジコースができたと聞き、これがコースなんだと遠くから何となく施設を見た記憶があります。まさか卒業後に体験する日が来るとは!」と、晴天の冬空に聳え立つ新コースを見上げて話していました。この様子は月刊誌『文藝春秋』(株式会社文藝春秋発行)3月号に掲載される予定です。
玉川のモットー「人生の最も苦しい いやな辛い損な場面を 真っ先に微笑を以って担当せよ」が思い出されたTAP体験
篠山さんの「チームチャレンジコース」体験には、TAPセンターの川本和孝准教授、村井伸二准教授、永井由美指導員と、TAPファシリテーター※1の資格取得を目指す玉川大学4年生の小林大空さん(教育学部教育学科)、松下佑里花さん(文学部英語教育学科)が参加。ヘルメットなどの安全装具を身につけ、ストレッチで体をほぐし、地上から5メートルの高さにある中層のコース(チームログ)へと登りました。ワイヤーでつながれた丸太が並ぶコースを見た篠山さんは、「うわっ、高っ!」と驚きの叫び声を上げ、「こんな不安定な所を渡っていくの?」と不安そうな表情。川本准教授や村井准教授らのアドバイスで、隣のメンバーと肩を組んだり、腕で互いに支え合いながらチャレンジが始まりました。
活動が進むにつれ、次第にメンバーと声をかけ合い、支え合うことが、とても自然な様子に。その甲斐あってか、高さのある不安定なコースをメンバーと力を合わせ、チャレンジを終えた篠山さん。「周りのメンバーが支えてくれたおかげで、乗り越えられました。TAPは、初対面の方たちと、短時間なのに深いコミュニケーションを交わすことができる、すばらしいプログラムだと思います」と話しました。
また、「みんなと力を合わせながらチャレンジしている時に、玉川のモットー『人生の最も苦しい いやな辛い損な場面を 真っ先に微笑を以って担当せよ』を思い出しました」と語り、川本准教授・村井准教授の「ここで得た経験を日常生活にどのように活かすかが重要」という説明に、「相手を信頼し支え合うことの大切さを、短い時間の中で学びました」とうなずいていました。
最後に、「TAPを体験して、濃い時間を過ごせました。楽しかったですね。折に触れて、玉川に来ますので、よろしくお願いします」と爽やかな笑顔を見せました。
来校時の様子は、2月9日発売の月刊誌『文藝春秋』2019年3月号をぜひご覧ください。
- 1TAPの手法を学び、学校教育や社会教育の場において、ファシリテーションスキルを身につけ、より良い学びの環境を構築するための玉川大学独自の養成プログラム。
撮影:末永裕樹(文藝春秋)