マネジメント研究科

グローバル時代のマネジメントを理論研究とケーススタディから学び、高度な実践力を備えた人材を育成します。

ニュース&トピックス

グローバル・マーケティング研究コース

グローバル・マーケティング研究コースは経営戦略論をはじめとし、中小企業経営ならびにマーケティング研究にわたる幅広い分野の高度なマネジメント理論とケーススタディを通じた実践論の知識修得を目的としています。現在はグローバル社会といわれるように、世界全体をひとつのシステムとして捉え、その状況下で最適なマネジメントを進めることが不可欠です。また、近年の経営を考えるにあたり、TPPなどの地域間協定、国際標準化、SDGs、およびCSRといった経営を取り巻く環境変化のキーワードを無視することはできません。マネジメントに関する専門科目に加え、現在注目されている研究テーマを意識した科目が設置されているのも特長の一つです。高度な専門知識を有する次世代のビジネスリーダー、経営後継者の育成に貢献します。

会計学研究コース

会計、法律、金融・経済科目の理論的・実践的研究によって、公認会計士として活躍できる人材を養成します。国際会計基準(IFRS)を基礎に会計学研究を進めることでBATIC®(国際会計検定)、米国公認会計士(U.S. CPA)を取得し、英語を強みとした会計プロフェッショナルとしてグローバルな活躍を視野に入れることができます。

グローバル・ツーリズム研究コース

2020年はCOVID-19の影響で世界的に人の動きが止まり、ツーリズム産業は大きな影響を受け、多様な課題を突きつけられています。グローバル・ツーリズムの現場では、最新の動向を押さえ、幅広い知見をもち、問題解決に取り組むことを担える人材がますます必要とされるでしょう。そこで本コースでは、現場の実態と理論をつなげる研究を進めるための科目が用意されています。修了者は、広くツーリズム産業のマネジメント職、マーケティングに関わる専門職として活躍することが期待されます。

マネジメント研究科 教育課程表

「グローバル時代のマネジメントを理論研究とケーススタディから学び、高度な実践力を備えた人材の育成」をめざすため各コース、さまざまな科目を用意しています。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

マネジメント研究科修士課程は、学士課程で学んだ経営学・会計学等の専門領域を深めさらに高い能力を備えた次世代ビジネスリーダー、経営後継者、会計専門職、そして学校経営者等を育成しています。このため以下の能力や意欲を備えた人の入学を望みます。
学士課程で培った経営学・会計学等の基礎能力をもとに、各研究コースにおいて、グローバル・マーケティング、会計学、グローバル・ツーリズム、もしくはスクール・マネジメントの分野を自ら探究する研究意欲のある人、および高度専門職に必要な知識・能力の修得を目指す人。
なお、こうした能力や意欲があるかどうかの評価は、学士課程で通常修得すべき経営学・会計学等の平均的能力に加えて、主体的に議論が展開できる応用的能力が修得されているかどうかで行います。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

マネジメント研究科では各研究コースにおいて、グローバル時代のマネジメントを理論研究とケーススタディから学び、高度な専門知識と実践力を備えた次世代ビジネスリーダー、経営後継者、会計専門職、そして学校経営者等を育成するために以下のようなカリキュラム・ポリシーを定めます。
グローバル・マーケティング研究コースでは、世界全体をひとつのシステムとして捉えるグローバル・マーケティングの知識を、経営戦略、中小企業経営、そしてマーケティングにわたる幅広い高度なマネジメント理論とケーススタディを通じた実践論から修得できるような教育課程を編成します。
会計学研究コースでは、公認会計士もしくは国際会計人になるのに必要な専門性の高い会計、法律、金融・経済の知識を理論研究と問題演習から修得できるような教育課程を編成します。
グローバル・ツーリズム研究コースでは、世界全体をひとつのシステムとして捉えるグローバル・ツーリズムの知識を、ツーリズム産業、地域創成の現場のマネジメントやマーケティングの理論とケーススタディを通じた実践論から修得できるような教育課程を編成します。
スクール・マネジメント研究コースでは、非営利組織経営の一つとしての学校経営の知識を、グローバル経営の高度なマネジメント理論と学校法人会計、教学マネジメントなどの学校経営論とを統合して修得できる教育課程を編成します。

修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

マネジメント研究科の各コースの課程を修了し、「修士論文」または「課題研究」を提出し、その審査および最終試験に合格した人に「修士(マネジメント)」を授与します。
修了者にはコースごとに以下の能力を修得していることが求められます。
グローバル・マーケティング研究コースでは、主として経営戦略や中小企業経営を、世界全体をひとつのシステムとして捉えるグローバル・マーケティングの視点から理論的に理解する能力とケーススタディを通じて養われるその実践能力。
会計学研究コースでは、会計、法律、金融・経済を、世界全体をひとつのシステムとして捉える国際会計の視点から理論的に理解する能力と問題演習を通じて養われる公認会計士もしくは国際会計人(U.S.CPA)になるのに必要な高度な専門能力。
グローバル・ツーリズム研究コースでは、ツーリズム産業や地域創成の現場のマネジメントならびにマーケティングを、世界全体をひとつのシステムとして捉えるグローバル・ツーリズムの視点から理論的に理解する能力とケーススタディを通じて養われるその実践能力。
スクール・マネジメント研究コースでは、非営利組織経営の一つとしての学校経営を、世界全体をひとつのシステムとして捉えるグローバル経営の視点から理論的に理解する能力と人的資本養成を目的適合的として実質的に実践する能力。

人材養成等教育研究に係る目的

マネジメント研究科は、教育研究上の目的として、経営学・会計学を中心としたマネジメントの教育と研究を深化させ、特に社会環境の変化に柔軟に対応ができる高度な経営管理能力を養わせることを目指している。
修士課程においては、経営学部国際経営学科と観光学部観光学科における学士課程での教育による基礎的能力を土台に、専門性を一層向上させていく。
マネジメント専攻では、グローバル・マーケティング研究、会計学研究、グローバル・ツーリズム研究、スクール・マネジメント研究の4領域を中心にマネジメントに関する教育研究を進める。
特に、人材の育成に関しては、主体的に変化に対応し、幅広い視野から柔軟かつ総合的な判断を下して問題を解決するマネジメント能力と、社会の発展に寄与していく高い志と識見を持った高度な専門職業人の養成を目的とする。
これを達成するために、修士課程においては、学部教育で培われた基礎能力と学力を基礎に、マネジメント専攻において、営利企業や非営利組織におけるマネジメント活動に必要となる各経営機能を学ぶとともに、それらを統合する能力や応用力、さらには経営環境に対する感性や洞察力、実践力を身に付けた人材の育成を目指している。
したがって、本研究科では、上記の教育理念に基づき、また学生が修了後の進路を踏まえ、各自の目標に応じた体系的な科目履修が可能となるよう教育プログラムを編成・実践し、本研究科の意図する専門職業人の養成の目的を効果的に達成するよう配慮している。