芸術学部メディア・デザイン学科の学生が、2019年4月から使用する町田市オリジナル出生届の新デザインを担当。町田市長から感謝状の贈呈式が行われました。
2月27日、芸術学部メディア・デザイン学科の4年生が、2019年4月から使用する町田市オリジナル出生届の新デザインを担当し、町田市役所にて市長から感謝状の贈呈式が行われました。
贈呈式には、デザインを担当した、小田千裕さん、宮北莉夏さん(ともにメディア・デザイン学科の4年生)の2名が出席し、石阪市長へ作品制作のコンセプトなどを説明しました。小田さん、宮北さんは、本日の贈呈式に4月からの就職先の研修のために、参加できなかった4年生の新川晃子さんとの共同作品であることを説明したうえで、「愛・成長・つながりという3つのキーワードを大切にしたこと」、そして「サルビヤやカワセミ、ケヤキなど、町田市にちなんだイラストに加えて、町田薬師池公園四季彩の杜のリスやダリアを描き、新しい命、健やかな成長、そして大きな家族愛を表現したこと」を解説しました。市長からは、「町田に住んでいる方々にとって、提出当時の思い出をいつまでも大切に取っておける優れたデザインでした」と、作品の出来栄えを労うお言葉をいただきました。
町田市では、市民の結婚や出産という記念すべき出来事をお祝いしようという主旨で、市内の大学とコラボレーションし、町田市独自の婚姻届と出生届の導入を2016年12月から開始しました。婚姻届と出生届とも、1枚目が市に提出する全国統一の書式。2枚目はデザインが入った複写式の綴りで、提出時の思いを大切に保管できるように工夫されています。一方の婚姻届の新デザインには、和光大学の学生による作品が採用されました。
町田市と玉川大学芸術学部のコラボレーションは、芸術を通して社会に貢献するという学部のコンセプトを具現化したものになります。作品に取り組んだメディア・デザイン学科の学生3名は、4月から社会人として歩みを始めていきますが、今回の取り組みを忘れずに活躍することを願っています。